平成21年7月14日(火) 県議会議事堂地下会議室
「富士山の新交通システム等議員検討会」 第2回勉強会
山梨県議会議員有志で構成する「富士山の新交通システム等議員検討会(代表 武川 勉)」では、富士山有料道路(富士スバルライン)におけるマイカー規制の現状と課題、今後の対応等について勉強会を開催しました。
勉強会には、県執行部から県土整備部は担当課長他、また、観光部は部長・関係課長他職員が出席し、マイカー規制について各般に亘り説明がなされました。
★ 〔マイカー規制〕
毎年8月のお盆を挟んで実施しており、本年は、8月7日~18日までの期間と決っています。
しかし、最近は7月第3月曜日の「海の日」を含む三連休が定着したこともあり、登山者のピークが分散化して、マイカー規制期間外でも渋滞が起きています。
富士山有料道路のマイカー規制の現状と課題について
Ⅰ 経緯
- 平成6年~8年度 5合目駐車場の整備
週末分散11日間(7月最終週末+8月第1・2週末) - 平成9年~19年度 静岡県と合同規制 連続10日間(旧盆前後)
- 平成19年度 マイカー規制のない週末に渋滞対策
5合目付近の沿線駐車場利用促進 ⇒ 無料連絡バスの運行 - 平成20年度 マイカー規制期間
8月9日(土)~18日(月)23日(土)/24日(日12日間 - 平成21年度 マイカー規制期間
8月7日(金)~18日(火)12日間
* 静岡県(富士山スカイライン)マイカー規制 17日間(実時間14日間)
Ⅱ 現状と課題
1) 渋滞状況と対策
- 週末の5合目駐車場の渋滞原因
駐車規制がないので登山者の車両等(長時間)が占有
このため、一般観光客の車両(短時間)が利用できない - 5合目駐車場満車時の対策
: 沿線駐車場に誘導し、無料連絡バスにより送迎
: 料金所での5合目渋滞状況告知 - 結果 車両は微増ながらも、渋滞緩和の傾向
平成19年 平成20年 延べ渋滞長 26㎞ 14㎞ 最大長 2.5㎞ 1.8㎞
2) マイカー規制の状況
- 臨時駐車場
: 料金所手前 5箇所 合計約2,000台分を確保 - 臨時駐車場から30分間隔でシャトルバスを運行
: 輸送人員85,462人、運行台数2,719台(上下線合計) - 平成20年度マイカー規制(12日間)に関わる道路公社の経費負担は、料金の減収額も含めると約7,000万円
マイカー規制諸費用 3,200万円 12日間通行料金の減収額 3,000万円(1日当たり250万円) 5合目渋滞対策経費 800万円 - 駐車場が散在しているため
: バスの配車が錯綜する
: 交通誘導員が増大する(非効率) - イベント開催日は駐車場が借りられない
⇒代わりの駐車場確保が困難
3) 渋滞対策とマイカー規制の課題
- マイカー規制日以外の土日は、無料連絡バスにより渋滞対策を行っているが、渋滞の解消までには至っていません。
- 富士山有料道路は、富士北麓地域全体の観光資源でありマイカー規制の影響が大きいため、マイカー規制の変更については、関係者を含めた検討が必要であります。
- マイカー規制拡大には、安定した駐車場の確保が必須条件であり、また、道路公社への料金減収に対する何らかの補填が必要となります。
現在のマイカー規制時の駐車場第1駐車場 富士北麓公園駐車場(約700台) 第2駐車場 胎内駐車場(約270台) 第3駐車場 富士スバルランド駐車場(約570台) 第4駐車場 育樹祭駐車場(約400台) 第5駐車場 富士ビジターセンター駐車場(約125台)
駐車台数は全体で約2,065台となっているが、富士北麓公園、富士スバルランド駐車場は、イベント等がある場合、使用できない或いは部分使用となることがあり、日によっては全体でも、1,000台程度となってしまいます。
これまでの「登山者が集中する時期と、マイカー規制の期間が合致していない」との指摘を受けての対応として
報道によると
- 横内知事は1月21日、富士吉田市内の「県政ひざづめ談義」において、富士山のマイカー規制について、2010年夏から、従来のお盆期間を中心とした規制を7月中下旬から始める考えを明らかにしています。
- 富士山有料道路は、富士北麓地域全体の観光資源でありマイカー規制の影響が大きいため、マイカー規制の変更については、関係者を含めた検討が必要であります。
- 知事は、登山シーズンの渋滞が慢性化している富士スバルラインについて「静岡県側と同一歩調をとらなければならない」,「バス輸送のためのマイカー用駐車場を確保し、乗り入れ禁止期間の延長を図りたい」と述べています。



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